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Life of Jamaica

著者 Taylor A.さんは1999年ジャマイカに移住。
アイランド・インターナショナルに勤務するかたわら、『ボーン・フィ・デッド』 にカバー写真を提供して下さるなど、写真家としても活動中。



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Country Bus、St.Thomas へと続く山道
写真 (C) Taylor A.


 それから5年近く専業主婦だった私に仕事の話が舞い込み、Kingston で働く機会を得ました。 毎朝まだ星が輝いている5時半のミニバスに揺られ1時間。 ダウンタウンで乗り換えて職場へ。 仕事を終え村へ帰りつく頃はすでに星が輝いています。 大雨が降るとヤラスの川が氾濫。 ミニバスは山側を迂回して更に時間がかかる。ハリケーンで道路が半壊したり、ダウンタウンで何かあるごとに仕事へ行けなくなってしまいます。
 何といっても体にきついのがバス通勤。ジャマイカ人より小柄な私はいつでも狭いスペースに押し込まれ、後から大きな女性が乗り込めば必ず席を替わる標的にされます。同じバス代を払うのにこれは不公平だ、と何度言い合ったことか。逆にどんな狭いところでも座れるため、必ず席を確保出来る利点もあります。5日間頑張って働き、週末の2日間は心身を癒す。田舎暮らしはそんな通勤疲れを忘れさせてくれる環境が揃っていました。

 しかしジャマイカの生活は困難がつきもの。 狭いコミュニティでは身に覚えのないこと、あることないことを噂され、夫の耳に入って喧嘩になったことも一度や二度ではありません。 ジャマイカ人とは信頼関係が築けないのではないかと悩んだことも数知れず。そして一番恐ろしいのが一見のどかな田舎のコミュニティで起こる犯罪。大勢が犯人を目撃しているにもかかわらず、誰ひとり証言する人はいません。みな息を潜め、怯えながら生活を続けていく。村に引っ越した時 “Welcome to Our Village!” と声を掛けてくれたタクシードライヴァー。彼は村のバーでささいなことから喧嘩になり、射殺されてしまいました。その後村の水面下で何が起こっているのか分からないまま村人が次々と銃の犠牲になり、とうとう5人目で身内の中に被害者を出したことが5年間住み慣れた村を離れ、Kingstonへ引っ越す決心をさせました。 ジャマイカで起こる犯罪はKingstonを中心にPortmore、 Spanish Town を含む首都圏で50〜70%発生しています。70%以上が銃を使用していることなどを考えても、私には狭いコミュニティで怯えるより友人の多くが住んでいて、通勤が楽になる Kingston に移ることを選びました。 車1台の荷物がトラック1台分になっていることに驚きながら。

 

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2005年12月8日
Copyright (c) 2005 Taylor A.
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