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NEWS BRIEF
2006年9月30日〜10月17日


偽アーチストのレコーディングつれづれ。
ここ日本でも、偽アーチストのダブをつかまされるサウンドが数年前から増えているようだが、 今日はとうとうスターでそのことがとりあげられていた。 先日はマバドがそのことでエクソドスのエンジニアとモメて、暴行容疑で逮捕。 (マバドが警察に暴行を受けたのはその出頭時)  偽物ダブの被害者はサウンドマンだけでなく、アーチストでもあるんだと再確認する出来事だった。
 こういった偽アーチストが偽ダブを録音できる背景として、作業化されたレコーディングに問題があるのではないかと、わたしは個人的に思っている。 ダブを録る側もダブを録りたいと思うほどのアーチストなら、その45をかなりの回数聞いているはずだし、ある程度のお金を払うのだから、ダブ録りには慎重なはずだ。 わざわざジャマイカまで足を運んだら、ヴォイシングにも同行したいと思うのが当然だし、代行で録る場合も、信用のある仲介業者を選ぶはず。 なのに偽物をつかまされるというのは、サウンドマンが第三者にダブ録りをまかせっきりにしているからでは?という気がする。 ダブも “スペシャル” と呼ばれていた時代があったのだ。
 同記事でも書かれているが、ダブを録りたいアーチストが、すぐ録れるアーチストなのかどうかという事前情報の収集は最低限必要。 なんでもお金を払ったらすぐ手に入ると思うのは大間違い。 偽物ダブの被害者でもあるエレファントが「こういった違法行為を取り締まるものが必要」と言うのに対し、ビジー・シグナルが「音楽業界にそういった保護処置はなにもない」と語っているのが印象的だった。
偽物ダブも海賊版CDも、ジャマイカの音楽業界はいろんな意味で「そのまま放置」されているのだから、やる側、受ける側の知恵が常に試されている。
>> 10月13日 スター


 バウンティの新レーベル “ミゼラブル” ?
ジャマイカ人はほんとうに言葉遊びがうまい。 ビーニマンと元カノをめぐって、ステージ上でもファンの下世話な好奇心を満たしていたバウンティ・キラー。 「もういいかげんみっともないよ(ミゼラブルだよ)」 と言われていると思ったら、自ら “ミ・イズ・ア・レベル(Me-Is-A-Rebel オレは反逆者)” という名前のレーベルを立ち上げた。 ミ・イザレベル → ミゼラベレル → ミゼラブル?(笑) 明らかに巷のネタを逆手にとったナイス・ネーミング。
 同レーベルはVPと契約を結び、バウンティのアライアンス(仲間)20人のアーチストで構成されたオムニバスと、バウンティのソロアルバムをリリースする予定。 トラック・メイカーは“アンガー・マネージメント”のダセカ、ドン・コルリオーン、バーチなど。 ミゼラブル(みじめ)というよりレベル(反逆者)な内容が期待できるメンツです。
>> 10月13日 スター


 “区別”のびみょうさ。
ジャマイカで、特に男性の同性愛者が差別されるのはよく知られている。 近年は外国からの情報や、男性間の女性的ファッションの流行で、状況も少し変わってきたように思うが、それでもまだ同性愛者に対する差別意識が取り除かれたわけではない。 今日紹介されていたのは、刑務所で行われているという性嗜好による分離処置。 つまり、受刑者をヘテロセクシャルと同性愛者に分けて管理しているというのだ。
 たしかに同記事でも書かれている通り、同性愛者が刑務所で性的嗜好を理由に暴行を受けたり殺されたりということは、かなり頻繁に起きている。 だからゲイの受刑者を守るためにも、他の受刑者と分けて管理するのもしかたがないのかもしれない。 でも「分離処置」という言葉に、なんとなくアメリカの隔離政策を彷彿とさせられてしまった。  同性愛受刑者によるレイプも刑務所内で起きているのは事実だが、トラブルを避けるために「人を分ける」しか方法がないのか、つい考えさせられてしまう。
ちなみに精神薄弱者も暴行やレイプの被害者になっており、それは塀の中でも外でも同じ。
>> 10月8日 グリーナー


 英『サンデー・タイムズ』紙が、「チャールズ皇太子がジャマイカ政府と合同で、キングストン・トレンチタウンに約3,000人の居住可能な住宅建設を行う」と報じて大きな話題になっている。
これは皇太子基金という“人は環境に大きく影響される”という理論に基づいた建築を中心としたプロジェクト。 「トレンチタウンの工事は、早ければ今年の12月に始まる」とサンデー・タイムズ紙は報じている。
なぜイギリスではなく、今のジャマイカ、しかもトレンチタウンなのか。 いろいろ湧いてくる疑問は多いが、この急さと唐突さには、ジャマイカ政府側にいろいろな憶測を持ってしまう。
いずれにしても詳細は今月中に公式発表されるとのことなので、それを待ってからの議論になりそう。
もちろん建設予定なのは、コンクリートの団地型住宅です。
>> 10月1日 グリーナー


2006年10月18日
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