―― 近頃は足を踏まれたぐらいで人殺し
でも責められないとこもあるよ
あんな育ち方したんじゃ ――
Mighty Diamonds & Beenie Man 「 Have Mercy 」
往年の名曲「ハヴ・マーシー」に人気DJのビーニマンが絡んだこの曲。
音楽的良し悪しは個々の判断に任せるとして、DJパートに出てくる「あんな育ち方」という言葉が気にかかり、「あんな育ち方」とはどんな育ち方なのかをまとめてみることにしました。
もちろんこどもの育ち方は様々。
「足を踏まれたぐらいで人殺し」をしてしまうこどもの育ち方とは?
一般的にこどもは観察、真似、強制、信仰、見返り、罰、支持などを通して価値観を形成し、遺伝的な要素よりも育った環境に大きく左右されるといわれています。
以前セント・ジェームズで10代のこどもが銃弾を持って登校中のところ、警察に捕まるという
ニュースが報道されました。
13歳の女の子は弾薬カートリッジ2つ、14歳の男の子はカートリッジ3つを制服のネクタイ裏に縫い付けて登校中でした。
また
マンチェスターでは、15歳の男の子が下着の中にショットガンの弾を隠し持っているところが発見されており、
これらの事件は、銃がこどもにとってごく身近な存在であることを示すと同時に、犯罪はキングストン都市部で起きるというステレオタイプが完全に過去のものであることを示しています。
こどもは暴力の被害者になる一方で、加害者にも十分なりうる存在です。
1997年のデータでは殺人事件の逮捕者24%を19歳以下が占めています。
30歳以下では全体の78%。

「殺人事件逮捕者年齢比」
1997, Statical Department,
Crime Office, Jamaica
殺人、強盗、レイプ、発砲などを
合わせても、主要犯罪ではほぼ
同じ結果が出ています。
「主要犯罪事件逮捕者年齢比」
1997, Statical Department,
Crime Office, Jamaica
それではその犯罪率、暴力性の背景にはどんな現実があるのでしょうか。
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